眼精疲労

眼精疲労は、慢性的な目の緊張と疲れが身体に現れる症状の一つであり、スマートフォンや他の画面を長時間見たり、眼鏡やコンタクトレンズの問題によって引き起こされる場合があります。これは単に目だけでなく全身に疲れをもたらすもので、精神的なストレスによっても引き起こされる可能性があります。
眼精疲労の症状
- 目の奥が痛む感じがする
- 目がしょぼしょぼする
- 頭が痛い、肩が凝る
- 目が乾いた感じがする
- 目が重たく感じる
- 視界がかすむ・ぼやける
ドライアイ

涙の分泌が少なくなったり、涙の質が低下することで、涙が均一に分布しなくなる症状がドライアイです。ドライアイにより目が乾燥し、黒目に傷ができたり、炎症が生じたり、視力低下を引き起こすこともあります。市販の目薬で改善しない場合は、ぜひご相談ください。
ドライアイの症状
- 目が乾いた感じがする
- 目が充血する
- 目が疲れやすい
- 目が痛い
- 目がゴロゴロする
- 目に異物が入っているような不快感がある
- 目が痒い
- 目やにが多い
- 大量の涙が出る
- 視界がかすむ・ぼやける
花粉症

花粉症は、花粉(アレルゲン)によるアレルギー反応であり、主に目や鼻に症状が現れます。この症状は、花粉が目や鼻の粘膜に接触することによって引き起こされます。毎年、木や草の花粉が舞う時期に繰り返して発症します。
一般的に、花粉症といえばスギ花粉を思い浮かべる人も多いと思いますが、日本ではスギ以外の植物の花粉も一年中飛散しており、花粉症を引き起こす原因となっています。
花粉症の症状
- 目が痒い
- 目に異物が入っているような不快感がある
- 目が充血している
- 涙が多く出る
- 眩しく感じる
- まぶたが腫れる
白内障

水晶体(目の中のカメラレンズに相当する部分)が濁ることで、様々な症状が現れる病気です。加齢によって一般的に誰にでも起こる病気ですが、若年者でも高血圧や糖尿病、外傷などによって発症することがあります。眼鏡の変更が効果的でない場合は、一度受診をされることをお勧めします。
白内障の症状
- メガネの度数が合わなくなった
- 視界がかすんで見える
- 明るいところで眩しく感じる
- ぼやけて見える
緑内障

視野が狭まっていく病気です。自覚症状がほとんどないため、進行がかなり進んでから気づかれることが多いです。日本人の40代以上の20人に1人が緑内障とされており、放置した場合、失明につながる危険性があるため、早期の診断と適切な治療が必要です。
緑内障の症状
- 血縁者に緑内障と診断された人がいる
- 見え方に左右差がある
- 視野の一部に見えない部分がある
- よく転ぶ、つまづく、物にぶつかる
ものもらい

目に細菌が侵入することで引き起こされる病気です。清潔でない手で目を触ったり、免疫力が低下した状態であることが発症の要因となります。ものもらいには痛みを伴うタイプと痛みのないタイプがありますが、痛みがない場合でも治療を行うことで回復が早まります。目薬などの治療が効果的でない場合は、一度ご相談ください。
ものもらいの症状
- まぶたが腫れている
- まぶたにしこりがある
- まぶたが痛む
- まぶたに異物感がある
- まぶた・目が痒い
- 目やにが多い
結膜炎

細菌やウイルスによる感染、花粉やハウスダストによるアレルギーなどが原因で、目の白目とまぶたの裏側を覆う結膜が炎症を引き起こす病気です。この病気では、白目が充血し、目やにが出ることがあります。症状が悪化すると、視力に悪影響を与えることもありますので、早めの治療が重要です。特にウイルス性の場合は感染しやすいため、他人にうつさないように対策をとることが大切です。
結膜炎の症状
- 目が充血する
- 目やにが多い
- 目にかゆみを感じる
- 目に異物感を感じる
- 涙が多く出る
眼底検査(糖尿病・高血圧等)

眼底検査は、眼底カメラを使用して眼球の奥にある血管や網膜、視神経などを観察する検査です。眼底の「網膜血管」は、人体で唯一、体の外側から直接観察できる血管であり、この血管の状態を観察することで、高血圧や動脈硬化、または糖尿病に関連する変化など全身の病気の程度を推定できます。そのため、生活習慣病の早期発見に有効とされています。
眼底検査をおすすめする症状
- 飛蚊症の症状がある方
- 視野欠損などが見られる場合
- 視野に異常(視界の歪み・一部が暗い)がある場合
- 糖尿病や高血圧の症状が現れる場合
- 原因不明の目の症状が見られる場合
飛蚊症

目の中の硝子体に生じたものが見える症状です。50~60歳になると生じる生理的な飛蚊症は無視しても問題ありませんが、緊急で治療が必要な網膜剥離や網膜裂孔、硝子体出血もあります。
飛蚊症の症状
- 突然、視界に糸くずや黒い点が増えてきた
- 黒い点が見える範囲が急に広がってきた
- 暗い場所で、実際にはない閃光が見えることがある
- 視力が突然低下してきた
- 視野の一部が欠けて見える
視力低下

見えにくさを感じる場合、原因は単純に近視、乱視、遠視、老視(老眼)などの屈折異常であることが多いです。しかし、視力低下の背後には思わぬ目の病気が潜んでいることもあります。屈折異常なのか、あるいは何らかの病気が視力低下を引き起こしているかの判断は、単なる視力検査だけでは難しいため、眼科へ相談することをお勧めします。 これにより、重大な目の病気を早期に発見することができ、自身の目の健康を守ることにつながります。
受診をおすすめする症状
- 現在使用している眼鏡、コンタクトレンズが使っていて疲れる
- 眼鏡、コンタクトレンズを装着するときに不快感を感じる
- 眼鏡、コンタクトレンズの度数が適切でなくなってきた
- 長い間眼科に行っていない
コンタクトレンズ、眼鏡処方

一人ひとりの目の状態や視力に合わせて、コンタクトレンズや眼鏡を処方いたします。適切でないコンタクトレンズやメガネを使用すると、眼精疲労の原因になることがありますので、ご注意ください。特にコンタクトレンズは直接目に触れるものですので、問題が起きないよう丁寧に対応いたします。
受診をおすすめする症状
- 現在使用している眼鏡、コンタクトレンズが使っていて疲れる
- 眼鏡、コンタクトレンズを装着するときに不快感を感じる
- 眼鏡、コンタクトレンズの度数が適切でなくなってきた
- 長い間眼科に行っていない
- 目が乾いた感じがする
学校健診

主に、「視力検査」「眼位検査」「外眼部検査(結膜炎、まつげ・まぶたの異常、角膜の異常に関する検査) 」を行います。
